セキュリティ・キャンプ 2017 のおはなし

はじめに

セキュリティ・キャンプ 2017 (以下、キャンプ)に参加させていただいたのでブログを開設することを決めました。
今回のブログでは、キャンプ中に起きた出来事や思ったこと(講義の内容については割愛)などを書いていこうと思います。
はじめて書くのでつたないブログになるかとは思いますが、優しい目で見ていただけると幸いです。
また、もし公開してはならない情報まで公開していた場合はコメントやTwitter(@o__g_)等にて教えていただけるとありがたいです。

目次

受けた講義

キャンプでは選択講義で以下の講義を受けました。
もし、この講義どうだった?とか、この講義楽しかったよね〜〜、とかってお話をして頂ける場合はコメントやTwitter(@o__g_)等で、連絡いただけると喜びます。

  • A1 PowerShellベースのマルウェアとその防御手法
  • A2 AIのデータ汚染を検知しよう
  • A3 AIのデータ汚染を検知しよう
  • A4 Androidマルウェアなアプリを機械学習で検知しよう!
  • A5 Availability Challenge ~サービスの可用性を確保せよ~
  • E6 インシデントレスポンスで攻撃者を追いかけろ
  • E7 インシデントレスポンスで攻撃者を追いかけろ

DAY1

初日。

この日は集合(受付)が12:00~12:30とのことだったので、途中で名刺入れとかお菓子とか買いながらのんびり向かおうと思っていました。 しかし、知り合いのチューターに早く来たほうがいいと言われたので、諸々を諦め会場に向かうことにしました。

会場に着きいろいろ手続きを済ませ、ホールへ案内されるとすでに8割ぐらい参加者が揃っていて、名刺交換会なるものが始まっていました。 ぼくはもともと人見知りなので、その場では多くの人とは名刺交換をすることができず、キョロキョロあたりを見回しながら、名前順に配置された4人1テーブルのメンバーと少し挨拶をしたりしました。

会場に着いて数分後、まだ12:30にもなっていないのに食事の案内が行われ、まだ来ていない人もいたため、早く来て良かった、、と思いました。 食堂では4人1テーブルという感じで、ホールでのテーブルのメンバーと一緒に食べました。 食事の内容等については、他の方のブログやTwitter“#seccamp”タグを検索すれば得られると思います(あとがき: カレーが結構辛かった)。

食事を終えると、結構時間が余っていたためホールに戻ると、また名刺交換会が始まり、そこでは勇気を出していろんな方と名刺を交換することができました。 名刺を持ってきていないという方も居て、その方は俗に言う「人権を失った」状態だったので、やっぱり持ってきて良かったと思いました。

名刺については、学校で用意していただいたものを持っていったのですが、やはり自分のSNSアカウントやハンドルネーム等が載った名刺も作って持ってきたほうが良かったなあと思いました。 ちゃんとした名刺(会社や学校のもの)とふざけた名刺(個人のSNSや趣味などを書いたもの)といった2種類の名刺を渡してくださった方や、片面に社用、裏面に私用の名刺を刷ってある方もいたので参考にさせていただきたいと思います。

その後は、ぉっょぃ方々によるお話や講義が約4時間弱続きましたが、前日深夜の事前課題ラストスパートに起因する集中もとい意識が朦朧としてしまったことだけをお伝えし、内容については割愛させていただきます。

講義が終わると、また食事の案内があり、食事を終えるとまたホールに戻ってきて、最後のグループワークのセッションに移りました。 グループワークでは、4つのテーマのうち1つのテーマを選んで議論し、最終日に発表するというものでした。 チーム分けは自分のテーブルの4人と隣のテーブルの4人を合わせた計8人でした。 ぼくはチームでリーダーを立候補しましたが、5日間通して大したことをやっていないので、グループワークについても詳細は、この記事では割愛させていただきます。

ここまでで、キャンプDAY1が終わり、それぞれ自室に帰ってゆっくり休みました。 ちなみに部屋の中はこんな感じでした。 なんか脱ぎ捨てられたシャツが写り込んでいますが気にしないでください。 f:id:ush1ken:20170822135321j:plain

DAY2

2日目の朝はとにかくつらかったです。

グループワークのお話を07:30から食堂でしよう!とチームメンバーと決めていたのですが、集まったものの、ほぼ全員が頭働いてなくて、議論のぎの字も無く、次に集まる日程のみを決めてあとは食事に集中することにしました。 それ以降の3日間は言うまでもなく、朝の会議はなくなりました。

食事のあとは08:30からすぐに専門講義が始まるので、それぞれの部屋に向いました。 2日目だけ専門講義(1コマ4時間)が3コマ入っていて、キツかったですが、楽しかったです。

ぼくは、2日目の昼食と夕食のときにIPAによる取材?が入っていたので、食事を急いで食べなければならず結構そこはつらかったです。

そしてこの日の夜は、22:00から疲れた身体にムチを打って()、朝やり損ねたグループワークの続きを行いました。 案の定、進捗はあまり良くなかったです。

その後、部屋に帰って次の日の講義の事前課題の発表資料を作ろうと思っていました。 しかし、某ズにて講師の方から「心配しないでください。寝てください。」とのお告げがありましたので、本能のままに眠りにつきました。 f:id:ush1ken:20170822153712j:plain

2日目に受けた選択講義は以下のとおりです。

  • A1 PowerShellベースのマルウェアとその防御手法
  • A2 AIのデータ汚染を検知しよう
  • A3 AIのデータ汚染を検知しよう

DAY3

3日目の朝もつらかったです。

この日も朝からご飯を食べ(当たり前のことですが当たり前ではない)、08:30から講義を受けるというスケジュールでした。 しかし、講義は楽しいので、そこまでストレスではありませんでしたが、やはり眠いものは眠いですね。

最初の講義では、前日に詰めようと思っていた出来かけの発表資料で発表したのですが、その講義の参加者の半分?ぐらいしか発表資料出来ていないって感じでびっくりしました。

最初の講義が終わって昼食を食べていたのですが、あまりにも眠すぎて、早く食べてお昼寝しようと思いましたが、微妙に時間が足らず断念しました。

夕食では、参加者、チューター、講師、その他という分類で、決められた座席に座り、講師の方やチューター、参加者との交流を行いました。

この日は、朝食、講義、昼食、講義、夕食と、ここまでは2日目と同じだったのですが、夕食のあとにBoF(85分)と企業プレゼンテーション(30分)、最後にグループワーク(80分)、と盛りだくさんな1日でした。

全てのセッションが22:00に終わって、それ以降は部屋に戻ってゆっくりTwitterを見る時間にしました。 すると、Twitterにて、4日目に受ける講義(E6,7)の事前課題一緒にやろう!というお誘いをいただいたので、終わってはいたものの、まだ不十分であると感じていたため、集合場所に向いました。 事前課題の続きは、以下写真の中央右下に小さく見えます、丸テーブルにて行いました。

今更ですが、今年の会場(クロスウェーブ府中)はとても綺麗で、こういった、簡単に話し合いができるような場所もあって、デザインもすごく素敵いい場所だなあと思いました。 f:id:ush1ken:20170822143744j:plain

3日目に受けた選択講義は以下のとおりです。

DAY4

4日目の朝もつらかったです。毎日朝はつらいですね。

この日も、2日目と3日目と同じく、講義2コマを朝昼夕食で挟むようなスケジュールで進んでいきました。

この日は、3日目のお昼に考えていたお昼寝大作戦を決行いたしました。
1コマ目の講義が終わり、すぐに食堂へむかい、1分たりとも時間を無駄にするなと言わんばかりに、食事を素早く済ませ、一緒のテーブルで食べていたキャンプ参加者に行って参ると一言を残し、自室へむかいました。
自室のドアになにかよくわからないヒモがかかっており、掃除のおばちゃんがお昼寝中に来ると嫌だなと思い、合鍵であけられないよう内鍵(U字ロック?)をかけ、閉まっていたはずのカーテンがなぜか開いていたので閉め、念入りにiPhoneでアラームを30分後にセットしました。 そして、眠いはずなのに覚醒している脳をなだめるよう、目をつぶり眠りにつこうとしました。

目をつぶって数分後、だんだん夢にも入ってきたなあというころ、いろんな人の話し声や笑い声の幻聴が大音量で聞こえてきました。
これはまずい、と思った頃にはもう遅く意識がハッキリしたころにはすでに金縛りにかかっていました。。
金縛りが解け、時計を見るとまだ10分しか経っていませんでしたので、また眠りにつき残りの20分で精一杯眠気を飛ばそうと思いました。
結局あとの20分も変な夢ばかり見て、30分間で眠気を覚ますこともなく、逆に疲れるような体験をしてしまいました。
そして疲れた顔で2コマ目の講義に向いました。

この日の夕食は、やけに豪華な感じでした。 しかし、豪華なだけに「なんか今日量少ないね」という声も聞こえてきました。が、ぼくは美味しかったので満足できました。 (食べかけですが、気にしないでください。) f:id:ush1ken:20170822151800j:plain

夕食のあとは、企業プレゼンテーションとグループワークがあり、BoFが無い代わりに21:00に解散となっていました。
しかし、グループワークのあとサプライズがあり、プレゼントがホールの外に並べてあるとのアナウンスがあり、会場がざわつきました。 班ごとに、プレゼントを見て回ると、そこには本やリュック、マイコンボード?などのいろいろなプレゼント(以下ツイート参照)がありました。

ぼくは、OS自作本とNN自作本を選びました。 他にもトラ技Jr.とInterfaceも全員がいただきました。 本当にありがたいです。 今後、この本を読んで、ネタにしたブログを書きたいと思っています。 ありがとうございました。 精一杯還元したいと思います。 f:id:ush1ken:20170822153138j:plain

そして、21:00からグループワークの続きをやろうかとも思いましたが、チームメンバーもみんな疲れているだろうしということで、21:00以降は残業はしませんでした。ホワイトですね。

4日目に受けた選択講義は以下のとおりです。

  • E6 インシデントレスポンスで攻撃者を追いかけろ
  • E7 インシデントレスポンスで攻撃者を追いかけろ

DAY5

最終日です。
「5日目の朝もつらかったです。」という文面を期待していた方もいたかとは思いますが、この日は朝食を犠牲にして睡眠を得ることで、多少のつらみを抑えることに成功しましたことをご報告いたします。
(本当はこの作成を2日目から使いたかったのですが、さすがに講義中にエネルギー切れになるのは避けたいので封印していました。)

集合のギリギリまで寝ていていつもよりほんのすこしだけ眠くないぼくは、急いでホールに向い、最後のグループワークを行いました。 最後のグループワークでは、資料作成を行いました。 みなさんやはりおつかれでしたが、その後なんとか発表資料を提出し、発表を無事(?)終えることが出来ました。。 他のメンバーもそうですが、身体を張って発表してくださったお二方には特に感謝したいと思います。

10班全ての発表を終えると、昼食を食べ、またホールに戻り、専門講義の成果報告のプレゼンを見ました。 専門講義ではこういうことやってたのか、こういう成果があったのかというようなことがわかったので良かったと思います。

そして最後に、ぉっょぃ方々のお言葉で閉会式が終わり、セキュリティキャンプは幕を閉じました。
と思いきや、それでは集合写真を撮りますのでということで1階フロントに集まり、最後に集合写真を取りました。 「圧倒的」「「「成長!!」」」

感想

出来事が長くなってしまったので、感想は簡潔に済ませたいと思います。

キャンプの感想を一言で、まとめるならば「足りない」です。 事前課題を行う事前期間、実際に講義を受ける5日間、そして事後の今日に至るまでを含め、圧倒的に時間が「足らない」と感じています。
なぜかというと、この約2,3ヶ月だけで講師,チューターの持っている知識を完全に得られることはほぼ不可能で、さらに言えば、5日間という短い期間では受ける講義の範疇の知識を全て得るというのは不可能だと思ったからです。

何が言いたいかというと、セキュリティ・キャンプに参加しただけでは、圧倒的成長することは出来ず(中には出来た方もいるかもしれません)、参加した後もモチベーションを継続して、勉強していくことが大事だなと感じました。

また、この5日間ではいろんな分野の知識を広く浅く学ぶことによって、以前に増して今後の学習の方向性が固まって、以前に増してモチベーションを維持することができるようになったと思います。

さらに、参加者、チューター、講師、運営の様々な方と知り合えたこのご縁を無駄にすることなく、今後もイベントに参加する、イベントを主催する、ことなどを通してイキリストの輪(元ネタ:A班グループワーク発表)を広げたいと思います。

セキュリティキャンプに関わってくださった全ての方に感謝して、自分なりにこの恩を少しずつ返していきたいと思います。
ありがとうございました。